noteでちょっとだけ文章を書いたりしてみたが、やっぱり「自分のブログ」というものに憧れてしまったのではてなブログを開設した。
記念すべき第1回のネタは「10万円ゲーミングPC構成妄想」。モニターもOSも全部込みで10万円の、これから新しくPCゲームを始めたい!という人を沼にはめ…いや、そういう人におすすめするためのPCについて考える。
結論から言うと、
CPU:Core i5-10400F(18000円)
GPU:ZOTAC GTX1660 Super(29000円)
マザーボード:MSI B460M PRO(8500円)
メモリ:ADATA AD4U266638G19-D 16GB(6000円)
SSD:CrucialBX500 CT480BX500SSD1JP 500GB(5800円)
電源:玄人志向 KRPW-L5-600W/80+(5400円)
OS:Windows 10 Home(64bit)(15000円)
ケース:ThermalTake Versa H17(3000円)
モニタ:ASUS VP228HE(10600円)
キーボード:GAMDIAS HERMES E2(3700円)
マウス:Logicool G203 LIGHTSYNC Gaming Mouse(3600円)
計108600円
…ちょっと10万円オーバーしたが、とりあえずこれだけあればPCとして使い始められる。
ここからはこれらのパーツについて語っていきたい。
まずはCPU、これは2021年1月現在「Core i5-10400F」が最適解だと思う。
自作PC界隈ではここ数年Ryzenが大人気ではあるが、人気が高いゆえに値段も下がらない。そもそもスタートプライスが高すぎるZen3はさて置くとしても、ひと世代前のZen2ですらいまだに大して下がっていない。
人気のミドルレンジCPU「Ryzen5 3600」の価格推移グラフを見てもこのとおり。
そこでIntelの競合CPU、Core i5-10400Fの出番というわけ。10400Fの価格推移がこちら。
順調に値下がりしていることがわかると思う。
10400Fはシングルコアが3600よりも弱いが、そこはIntel、ゲームでは3600に勝るとも劣らない性能を発揮する。執筆時点で7000円程度の価格差(10400Fが18000円程度、3600が25000円程度)があることを考えれば、少なくとも今は10400Fのほうが「買い」だといえるだろう。
こちらの比較レビューを参考にさせていただきました↓
ではそれに合わせるマザーボードはどうするか。予算が予算なので、CPUやGPUほど大きくスペックに影響しないマザボはできるだけ削りたいところ。Z490とか買ってる余裕は当然ない。B460のなかから、今回は比較的安い「MSI B460M PRO」を選択した。
この製品…というか、この価格帯の激安マザボは基本的にLED制御機能がない。今回は光らせることまでは考えないが、「せっかくのゲーミングPCなら1680万色に光らせなきゃ!!」とか考えるなら、少し予算を盛ってLED制御付きのマザボを買うのがいいと思う。
次はGPU。ここがいちばん悩ましい。というのも現在、ミドルレンジで一番コスパのいいGTX1660シリーズが全体的に品薄で値段も高いのだ。
今回はZOTACのGeForce GTX1660 Superを推すが、正直これ29000円はちょっと高いなと思う。俗に言う「今は時期が悪い」というやつだ。本当に買うならぜひもっと時期がいいタイミングを狙ってほしいなと思う。
僕自身も実は去年(2020年)の秋ごろに同じのを購入していた。その時は25000円とかで買ったのでコスパよかったのだが、今は最安でも3万円近いとなると…うーんという感じ。とはいえ競合もないし、相対的には今も一番高コスパだと思う。
このZOTAC1660Sはサイズが小さめなのもいいところで、さっき選んだMicroATXのマザボに合わせても収まりがいいと思われる。
写真に写っている2060は友達から譲り受けた(安く売ってもらった)ものだが、同じ2ファンでもサイズを比べるとこのとおり。余談だが僕は今は2060のほうを使っており、1660Sはすでに手元になかったりする。
このスペックならメモリは16GBあれば十分だろ、と思うのでDDR4-2666の8GB2枚組を調べてみたらADATAの6000円のやつが安くてよさそうだった。
ただまあAmazonのセールとかで他社製がもっと安く手に入ることもあるだろうし、そういうのに出会えればそれでいいのではなかろうか。
SSDは予算的に500GBが妥当だと思う。今回は無難にCrucialの2.5インチをチョイス。ちゃんと有名メーカーのMicron製で5800円ならお買い得だと思われる。
m.2がいい!古くさい2.5インチなんてやだ!!と思うなら後から好きなように買い足せばいいという話もある。とりあえずはこれで十分だと思う。
電源は玄人志向の定番格安電源。超がつくほどの定番商品なのでまあ外すことはないだろうなと思う。シルバー塗装でダサいけどどうせ光らせて中を魅せるようなPCではないのでこれでOK。
電源に必要な容量は、ドスパラが公開している計算ツールを使うとすぐわかるので便利。自作するときにはぜひ使ってみるべき。知らない人いないかもしれないけど。
OSはWindows 10 Homeの64bit版…というか、ゲーミングPCを組むんだからそれ以外に選択肢ない気がする。
パッケージ版にするとアップデートに時間がかかって面倒だけど、割引が受けられるし、あとは「今の時点でWindowsのPCなんて1台も持ってない!」という人でも使えるので個人的にはパッケージ版もアリだと思う。
ダウンロード版のWindows10に関しては、例えば今Macを使っている人がうっかりダウンロード版を買ってしまうとスムーズにインストールUSBを作ることができないので、そういう場合にはおすすめできない。BootcampでWindowsを起動させてからインストールUSB作りをすることは可能だが、めんどくさいし、最新のM1Macだとそれもできない。
さて、残るは「ケース」「モニタ」「キーボード」「マウス」だがここから先は完全に「好きなの買え!」の部分だと思うので個人的におすすめなもの、気になってるものを紹介したい。
ケースはThermalTakeのVersa H17をチョイス。前述のとおり今回は「光らない」「MicroATXの」PCを想定しているので、側面が透けてないミニタワーの安くてよさげなケースとして選んでみた。
ただこのケース、激安であまりにも有名なので、他人と被るのが嫌な場合は避けたほうがいいかも。4000円ちょっとするけど、見た感じCooler Masterのこの子↓もよさげかも。
モニタはASUSのVP228HE。正直ここがいちばん惜しかったというか、全部入りで10万円ちょいに収めるためにケチった部分。
この値段で応答速度1msはなかなかいいと思うんだけど、FPSとかやりたいならもう1万積んで144Hz駆動のモニタを買ったほうがいいだろうし、グラフィックがめちゃくちゃきれいなゲームならTNよりVAやIPSのゲーミングモニタを買ったほうが楽しめると思う。このあたりはどんなゲームをやりたいかが全てだと思うんでぜひ好きなの選んでくださいまる
キーボードはGAMDIAS HERMES E2。この値段でメカニカル、かつ赤軸と青軸が選べるというコスパ最強ゲーミングキーボード。
ゲームをするなら…いや、しないとしても、キーボードはぜひともメカニカルを買うべきだと強く主張したい。メンブレンは安いけど、打っていて気持ちよさが全然ない。一度メカニカルの"""快感"""を覚えてしまうと二度と戻れなくなってしまう。
そもそもメカニカルとかメンブレンとかそのへんの話が全然わからん!という人にはこの動画をおすすめしておきます↓
このキーボードの注意点としては「LEDの光り方がほぼ設定できない」「LEDの消灯もできない」「Cherry社製ではない中華スイッチ」というところ。このあたりが許容できるなら買いだと思う。
マウスはLogicoolのG203。僕は実際に使ったことはないけれど、安くて人気あるモデルなのでチョイスしてみた。
僕が今使っているのはもう2000円くらい高いRazerのViper。こっちも高コスパなゲーミングマウス。Logicoolで言ったらG203の兄貴分・G PROとライバル関係。
とはいえマウスなんて自分の手に合うかどうかが全てなので、お店で実物を触り比べながら好きなのを選べばいいと思う。僕はViper、めっちゃ手に馴染んでて好き。
まとめ。とりあえず10万円でゲーミングPCは組めるよ!やったね!
……と言いたいところだがひとつ落とし穴が。ここで挙げたパーツを全部揃えて組むだけだと、そう、音が出ない。
音声出力についてはスピーカーだけ、ヘッドセットだけ、あるいは両方、など人によって求めるスタイルが違うかなと思ったので今回は入れなかった。ヘッドセットを入れると11万円超えてしまって「10万円ゲーミングPC」を名乗りにくくなるとかそんな理由では断じてない……知らんけど。
ともかく、とりあえずこれだけ揃えればPCとして使い始めるところまで持ってこられるということだ。つまり何が言いたいかというと、みんなPC買おうよ!でゲームしようよ!ということ。たのしいぞーー
ついった↓