前回書いた「OPPO Band Style」のレビューが今までの記事のなかでダントツに多くのアクセスを集めているらしい。お読みいただいた方、どうもありがとうございます。
今回は(ミニ)レビューということで、ASUSが発売しているワイヤレス充電器「ASUS Wireless Power Mate」を購入、使用してみた感想などを書いていきたい。
さっそく開封
外箱はロゴ、商品名、簡単な機能紹介のみが書かれた白基調のシンプルなもの。箱がやや汚れているが、今回は新品ではなく未使用中古を購入したためこれは致し方ないところ。中身はちゃんときれいであったことは一応補足しておく。
ちなみに今回購入したのは国内正規品のホワイトだが、海外では画像のようにピンクやブルーも販売されているらしい。マカロンを思わせるかわいい色合いで、こちらも国内展開してほしかったな…とも少し思う。
内容物は本体、USB-Cケーブル、そして説明書。USB-Cケーブルは同社製スマホ・ZenFone付属のものと同一なようだ。説明書は多言語で書かれたタイプで、日本語にも対応している。
というわけで、いよいよ本体とご対面。第一印象は「薄っ!!」だった。厚さをざっくりと測ってみたが1cmにも満たないくらいで、さらに下のほうがすぼまったデザインをしているため実際にはさらに薄く見える。表面の質感も、手触りのよいシリコンでいい感じ。シリコン素材は充電中にスマホを滑りにくくする意味合いがあるようで、実用性の面でも期待できそうだ。
裏面にはASUSのロゴと仕様表記。薄さに気を取られて先ほどは気づかなかったが、そういえば表面にはASUSのロゴなどは全くなかったのだった。「ASUS製品使ってる感」はちょっと薄いように思えるが、まあシンプルでかわいいのでそれはそれで良いのかもしれない。
コンセントに挿すACアダプタは付属していないので別途用意した。今回用意したものはcheero製で、Quick Charge(QC) 2.0に対応している。
ASUS Wireless Power Mateは、QC 2.0以上をサポートし、12Vの最大出力電圧と18W以下の出力電力を提供するACアダプタで使用した場合、15Wの最大出力電力を提供します。(以下略)
これはASUS公式ページのFAQから引用した文章だが、この製品はQC2.0以上をサポートするACアダプタに接続すると15W充電ができる(通常は5W)ということで、せっかくなら…と思いQC2.0対応のものを探したという感じだ。
設置してみた
さて、さっそく設置してみたわけだが、ここでひとつ問題が。付属品のUSB-Cケーブルが意外と短かったのだ。上述の通りこのケーブルはZenFone付属のものとおそらく同一なのだが、ということは長さも1m程度。今回はベッド脇の棚の上に置くつもりで購入したのだが、その用途だとコンセントからの長さはかなりカツカツだった。もちろん他社製のもっと長いケーブルでも使用できるのだろうが、設置予定の場所によってはケーブルの長さ不足が予想されるので、購入前には少し注意したほうがいいかもしれない。
横に置いてあったEcho Dotとツーショット。こうして見ると、改めてこのワイヤレス充電器の薄さが際立つ。デザイン的にはどちらも白ベースの丸っこいおしゃれな造形で、どんなインテリアとも親和性は高そうだ。
いざ充電
無事に設置も済んだということで、今回は手持ちのスマホ「Huawei Mate 20 Pro」を充電してみた。速度自体は正直速くはないが、まあ特段遅くもないので個人的には許容範囲内。置くだけで充電できてしまう、というのはやっぱりラクだ。
そして、上述したシリコンの表面には、たしかにスマホを滑りにくくする効果がありそうだった。ワイヤレス充電をしていたがスマホが滑ってしまい、充電エリアから外れて充電できていなかった…なんて話も巷では聞くが、この製品に関してはその心配はなさそうだ。
補足:ASUSがワイヤレス充電器出してるって知ってた?
ここまで見てきたように、この製品自体はもちろん何の問題もなく使えるし、シンプルでかわいいデザインや薄い筐体、シリコン仕上げなど普通に良い商品だった。
しかし、世の中的にはワイヤレス充電器といったらAnkerやElecomが出しているものが主流であり、「ASUSが」それを出しているというイメージはあまりない。その主な理由は、おそらくASUS製のスマホ(ZenFoneやROG Phone)自体はワイヤレス充電に対応していないことだと思う。自社製品で使えないのになんでワイヤレス充電器なんか出したんだろう…という気はしなくもないが、物自体は普通に良いものなので、もうちょっと評価されてもいいような気がした。
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