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【絶対使うな】Kyash「イマすぐ入金」やメルペイスマート払いなど「後払いサービス」が増えた背景と手を出してはいけない理由

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以前からこのブログでも何度か記事にしているプリペイドカードの「Kyash」が、このたび「イマすぐ入金」という新しいサービスを始めた。

www.kyash.co

結論から言ってしまえばこれはアホみたいに手数料が高い借金にすぎないため絶対に使うべきではないのだが、この手の後払いサービスは最近のプリペイドカード界隈でトレンドになっている。「メルペイスマート払い」やバンドルカードの「ポチッとチャージ」などだ。今回はなぜ最近になってそのようなサービスが増えているのかを解説していく。文字通り「読んで『損のない』」内容となっていると自負しているので、最後までお付き合いいただけたら幸いだ。

なぜ「イマすぐ入金」に手を出してはいけないのか

「イマすぐ入金」に手を出してはいけない理由はシンプルで、上述のとおり手数料が高すぎるからだ。このサービスの手数料は以下のようになっている。

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これはKyashの公式ページから引用したものだが、見ての通り手数料が鬼のように高い。例えば今日3,000円を「イマすぐ入金」し、次の日に返済したら1日で600円も手数料が発生してしまうわけだ。下手なサラ金より高いレベルである。

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さらに言えば、手数料だけでなく遅延損害金も高すぎる。「イマすぐ入金」した分の金額を翌月末までに返済しそびれてしまったら損害金14.6%である。例えば先々月に「イマすぐ入金」した10,000円の返済期限が1週間過ぎてしまったら、{(10,000×14.6)÷365}×7=2,800円の遅延損害金が発生してしまうことになる。怖い。怖すぎる。

 

なぜこの手のサービスが増えているのか

「イマすぐ入金」の恐ろしさはすでに述べたとおりだが、既に述べたとおりこの手のサービスは昨今のプリペイドカード業界でトレンドとなりつつあり、メルペイは「メルペイスマート払い」、バンドルカードは「ポチッとチャージ」という名前で同じようなサービスを提供している。では、一体なぜこのようなサービスが増えているのだろうか?その理由はシンプルで、要はそれらのサービスがばら撒きのフェーズを終え、回収のフェーズに突入したということである。

これらのプリペイドカードは、PayPayなどのQRコード決済と競合する形で各社ともにポイント還元を積極的に実施したり、有名人を起用したプロモーションを行ったりしてきた。2019年~2020年ごろに行ってきたこれらの投資の元を取るべく、ここに来て手数料で儲かる後払いサービスを各社競って始めているわけだ。当然だが、ただユーザーに対してポイントを還元しているだけでは赤字が増え続ける一方なわけで、このようにちゃんと黒字が出るサービスも同時にやっていかないと経営は成り立たない。決済事業者の収入源、命綱としての後払いサービス、というわけである。

 

中の人の苦い思い出

そう考えると、たとえ手数料が法外に高かったとしても、これらのサービスを頭ごなしにディスってばかりもいられないような気もする。しかし個人的には、やっぱりこれらのサービスは好きではない。当ブログの中の人は、実はメルペイスマート払いに苦い思い出があるのだ。

 

それは今年の頭、2021年1月のこと。ある日メルカリから1つの通知が届いたのだ。正確な文言は覚えていないが、内容としては「メルペイスマート払いの返済が遅延してるから、コンビニ行って手数料と合わせて振り込めや」というものだった。

僕はたいへんに困惑した。メルペイスマート払いなんて今まで1回も使ったことがなかたし、利用開始の設定すらしていなかったのだ。それなのにどうして、何かの間違いでは、と思いスマート払いの決済履歴を見ると、「Coke ON Pay 110円」と書いてある。Coke ON Payというのはコカ・コーラの自販機で使えるアプリ決済で、僕はその支払い元にメルペイ(残高払い)を設定して利用していた。何かがおかしい、と思い、メルカリアプリの深層にある「メルペイネット決済」の設定項目を見てみると……

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当時のスクリーンショット

そう。ネット決済の支払い方法が勝手に残高払いからスマート払いに変えられていたのだ。どうもこの直前にあったアプリのアップデートで断りもなくデフォルトの支払い方法が変更されていたらしく、僕はそのことに全く気付かないままCoke ON Payでメルペイネット決済を使い続けていたのだ。

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これはそのことが発覚した直後に証拠写真として撮った別のスクリーンショットだが、見てのとおり一番下に「メルペイスマート払いの設定をはじめる」というボタンが表示されている。これは言い換えれば「メルペイスマート払いの設定をまだやっていない」ということに他ならないわけで、つまり「スマート払いの利用開始設定すらやっていないのに、ネット決済の支払い方法を勝手にスマート払いに変えられてスマート払いをさせられていた」ということである。

一応補足しておくと、このスマート払いの返済期限が来る前にも「スマート払いのご利用分を返済してください」という通知は何度か来ていた。だが僕はそれらを完全にスルーしていた。その段階でよく確認しなかった僕にももちろん非はあるが、とはいえまさか自分が無意識にスマート払いを使っているなんて夢にも思わないわけで、となれば「スマート払いのご利用分なんて1円もないんだから関係ないだろう」と通知をスルーしてしまうのも不自然なことではないはずだ。

 

結果的に、このときの僕は「110円の缶コーヒーのために300円の手数料を払う」というなんとも馬鹿げたことをすることとなり、血涙を流しながら近所のローソンで410円を振り込んだのだった。

 

「後払い」とどう付き合っていくべきか

このときの教訓を活かすとすれば、今後、Kyashなどの決済事業者がこのように「半強制的に後払いサービスを使わせてくる」という展開には注意しておくべきだろう。このときのメルペイのやり方はあまりにも汚いと思うし正直今でも怒っているが、このときの損失を取り戻すためにも、せめて同じ轍を踏まないようには気を付けておきたいものだ。

 

先ほども書いたが、こうした後払いサービス自体は決済事業者の収入源として欠かせないものであり、べつにそれ自体を否定するつもりはない。僕たちに還元されるポイントだって、一部はこうした手数料収入から出ているものに他ならないのだ。とはいえ僕はこれらの後払いには絶対に手を出さない。ポイントで得をするためにプリペイドカードを使っているのに、手数料で損したら元も子もないのだ。「後払いには気をつけろ」、というのを結論としてこの記事を締めさせていただきたい。最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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