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1.3万円でメカニカル、ワイヤレス、テンキーレス!ゲーミングキーボード「Corsair K63 Wireless」を買ってみた【レビュー】

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今回はタイトルのとおり、Corsairのゲーミングキーボード「K63 Wireless」を買ったので実際の使用感などをレビューしていく。けっこう前から気になっていたキーボードだったのだが、果たしてどこがすごいのか?そして実際に使ってみてどうだったのか?じっくり解説していきたい。

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このキーボードのすごいところ

このキーボード、一見するとよくあるゲーミングキーボードなのだが、実はそれらとは一線を画すすごいやつなのである。具体的にどうすごいのか列挙すると、

  • ワイヤレス
  • カニカル
  • テンキーレス
  • それでいて実売価格1.3万円程度

「ワイヤレス」というのは文字通り無線キーボードということで、これだけなら選択肢はそれなりに色々ある。USBレシーバーを使うものやBluetoothで通信するものなどがあるが、これ自体はそんなに珍しい話ではない。やはりワイヤレスだとデスクの上がすっきりするので僕はワイヤレスが好きである。

「メカニカル」はキーボードの内部構造の話で、1つ1つのキーそれぞれに対してキースイッチがついているもののことである。よく2,000円くらいで売っている安価なキーボードはほぼメンブレン(大きなキースイッチを1つだけ使用する方式)であり、相対的にメカニカルのキーボードはそれだけである程度高価なものなのだ。メカニカルキーボードは打ち心地が気持ちよく、使っていて楽しいしストレスを感じにくいので僕はメカニカルが好きだ。

「テンキーレス」は文字通りテンキーがないということで、80%キーボードと呼ぶこともある。キーボードの大きさにはテンキーがついた「フルサイズ」、テンキーがない「80%」、そしてテンキーやF1~F12のキーがない「60%」の3種類があるのだが、大きすぎず実用性も高い80%が個人的には最適解だと思う。

 

この「ワイヤレス、メカニカル、テンキーレス」を満たすキーボードというのは市場にほぼ存在せず、いちばん有名なLogicoolの「G913 TKL」は3万円近くするという超高級キーボードとなっている。しかしこれはさすがに高すぎて買えないうえ、店頭で試し打ちをしたところ打鍵感も今ひとつだった(個人の感想です)ということで今回はパス。となると、もうはや有名メーカー製では今回購入した「K63 Wireless」くらいしか選択肢がないのだ。半ば消去法的に選んだこのキーボードだが、新品でも実売1.3万円程度となんとか手が出せる値段でしっかりと「ワイヤレス、メカニカル、テンキーレス」を満たしている。果たしてこのキーボードはどのような感じなのだろうか。

 

外装について

前置きが長くなってしまったが、いよいよキーボードと対面である。なお今回購入したのは箱なしの中古品であったため、開封写真がない点だけご了承いただきたい。ちなみに今回の購入価格は7,000円程度だった。

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まず思ったのは「思ったよりデカい!」ということ。テンキーレスではあるのだが厚さも重さも相当ある。公式によれば重さは1.09kgということで、「軽くてスマートなワイヤレス!」という感じは正直全くない。ちょっと「思ってたんと違う」という気もするが、まあとりあえず気にしないことにする。

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そしてもう1個想定外だったのは「思ったより青い」ということ。この製品は仕様上「LEDは青色でしか点灯できない」ということになっており、もちろんそれは承知の上で、普段はLED非点灯で使うつもりで購入したのだが…見ての通り、LED非点灯状態でも思った以上に「青い」のだ。僕はてっきり非点灯状態のときはほぼ真っ黒なのだとばかり思っていたのだが……まあこれも嫌というわけではないが、正直思っていたのとはちょっと違った。

 

ちょっと否定的な内容ばかり続いてしまったが、もちろんワイヤレスゆえのスッキリした見た目は最高である。やはり机の上の線は少なければ少ないほどいい、そう改めて実感させられた。

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キー配列が日本語配列というのも特徴的なところで、英語配列を無理矢理日本語化したものではない「正真正銘のJIS配列」である。このタイプだとキーキャップを交換するときに使えるものが少ないなどのデメリットもあるが、やはり自然な使用感という大きなメリットは何物にも代えがたい。ちなみにスイッチはスタンダードなCherry MXの赤軸なので、Cherry MX用のキーキャップなら交換可能だ。ここはRazerやLogicoolなどに対する大きなアドバンテージだといえるだろう。

 

 

文字を打ってみた

それでは実際に使ってみよう。付属のUSBレシーバーをPCに挿し、キーボード本体の電源スイッチをオンにすると勝手にペアリングが完了する。

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付属のUSBレシーバーとケーブル

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電源スイッチとMicroUSB端子

 

実際に文字を打ってみると、CherryMX純正の赤軸を採用していることもありやはりスコンスコンと打てて気持ちいい。以前使っていた中華製青軸スイッチの安物キーボードと比べると、やはり打鍵感の上質さが感じ取れてとても好印象だ。キーボード底部の金属板を打ちつけるような底打ち音が一切しないのもポイントが高い。

 

ただし気になる点もないわけではない。個人的に一番気になったのは「キーの高さ」。これは先ほども触れた厚みに起因するもので、キーが高い位置にありすぎて打っていると手が痛い。本来はリストレストが付属しているのだが(今回は中古ゆえに欠品していた)、様々なレビューを読む限りこのリストレストも薄すぎてほぼ効果がないということだった。

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今回はFilcoリストレスト「マカロン」を急遽購入して対処した。手首の痛みがだいぶ改善されて良い感じ。ちなみにマカロンのMサイズの横幅はK63 Wirelessのそれとほぼ全く同じで、他社製品なのにあつらえたようにピッタリである。先ほど気になっていたキーボード本体の青色も、こうやって水色のリストレストと合わせてやるとかえっていいアクセントになっているようだ。

 

そのほか気になった点としては、アクチュエーションポイントは2mm固定となっている。アクチュエーションポイントというのは「キーをどのくらいの深さまで押し込むと反応するか」という数値のことで、個人的には2mmよりもうちょっと深めなほうが好みなのだが、まあこれに関してはそのうち慣れる気もする。なお高級キーボードによく搭載されているAPC(アクチュエーションポイントを好きな深さに調整する機能)は搭載されていない。

 

ゲームとかに使ってみた

せっかくゲーミングキーボードということで、今回はこれを使って「Apex Legends」をプレイしてみた。といっても僕はApexは完全にエンジョイ勢だし、他のPCゲームを本気でやりこんだこともないので完全なる素人レビューにはなってしまうことだけご理解願いたい。

(リザルト)

さて、実際にやってみた感想としては「べつに何の問題もなくできる」である。当たり前だが遅延などは全く感じないし、レスポンスも極めていい感じだ。さすがはゲーミングキーボードといったところ。

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ゲームに便利な「Windowsロック」キーも搭載されている。プレイ中にうっかりキーボード左下のWindowsキーを押してしまってゲームが閉じてしまう、というのはあるあるだが、このWindowsロックを使えばWindowsキーが無効になり、そうしたアクシデントを防げるというわけだ。

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ゲーム以外で言うと、上部に搭載されているメディアコントロールキーが意外と便利である。これらを使うことでキーボード上で音量調整や再生、一時停止、曲送りなどができる。一見すると「こんなのいらないでしょ」と思ってしまうのだが、ついていれば意外と使ってしまうものである。

 

Bluetoothで繋いでみた

僕はこのキーボードをメインPC以外で使う予定はないのだが、このキーボード、USB無線だけでなくBluetooth接続で使うこともできるので、まあせっかくならと思いそちらも試してみた。結果としてはBluetooth接続でも普通にApexできてしまうくらいには遅延は少なかった。しかもTP-Linkの1,000円くらいのBluetooth子機経由でペアリングしたにもかかわらず、である。これもやはりガチ勢からしたらありえないのかもしれないが、正直僕には違いがわからない。もっとも、USB接続ができるPCならわざわざBluetoothで接続する必要なんて皆無なわけだが、もしUSBのポート数に余裕がないノートPCなどでの利用を検討中なら低遅延Bluetoothはメリットかもしれない。

ただ1つ気になった点として、BluetoothからUSB無線に戻そうとしたときに手こずった。USB無線への切り替えはFn+F9のはずなのだがこれがうまくいかない。一度MicroUSBケーブルで有線接続してからケーブルを抜くと無事にUSB無線に復帰できたが、ちょっとこのあたりの挙動がよくわからなかった。詳細知っている方、いたらぜひコメントで教えてください。

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F9にはUSB無線の、F10にはBluetoothのマークが描いてあるが……

 

iCUEを触ってみた

Corsairが用意しているiCUEという管理ソフトがあるので、一応そちらもインストールしてみた。

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ホームの画面ではこのように、CPU温度などPCの基本的なステータス、そして接続されているデバイスが表示される。

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「K63 Wireless」の項目を開くと、このようにLEDの光り方やキーの割り当てなどが設定できる。とはいえこのソフト、別にキーボードを使う上で必須ではないし、おそらく僕も今後使うことはないだろう。PCパーツを全部Corsairで揃えてLEDのエフェクトを連携させたい!といった場合にはこのソフトが必須になるわけだが、そうでもなければ別にインストールの必要はないと思う。

 

バッテリー持ちについて

その他しばらく使ってみて気になった点として、バッテリーの持ちはそんなに良くはない。僕は基本的にLEDをオフにして使っているが、それでも週に1回前後は充電している。LEDオンで使う方だと、充電なしで1週間は確実に持たないだろう。まあ別に致命的な欠点というほどでもないが、とはいえ競合(?)のG913なんかはLED消灯で使うと1,000時間以上もつという話なので少なくともそれに比べて見劣りするのは間違いない。まあ価格差の分仕方ないと言われればそれまでだし、繰り返しになるが別に致命的な問題ではない。ただ少し気になったので一応書き記しておいた。

 

まとめ:75点くらい?

ここまで見てきたように、このキーボード、別に不満点がなく完璧というわけではない。実際に購入し、使ってみないとわからない意外な注意点も何個もある。しかし再三述べているように「ワイヤレス、メカニカル、テンキーレス」を満たし、かつなんとか手が届く値段で買えるキーボードとしては唯一無二であり、それを前にすれば数個の弱点くらいなんてことないような気もしてくる。この大きなメリットに価値を感じる人であれば、キーボード選びの候補に加えてみてもいいのではないだろうか。

 

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