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【中古2万円台】今やコスパ最強!?かつての"王者"「Huawei Mate 20 Pro」を2021年の今レビューする【格安スマホ】

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今から約2年半前に発売されたHuaweiのフラッグシップスマホ、Mate 20 Pro。当時は10万円を超える価格、そしてその金額に相応しく死角のない「世界最強」の性能で話題になったものだが、2021年現在、なんとSoftBank版の中古が2万円台から買えるようになっている。

あのMate 20 Proが2万円台で買えてしまうなんて!ということで当ブログでも購入してみたので、今回は2018年発売のMate 20 Proを「2021年目線で」レビューしていきたい。なお結論としては控えめに言って最高であり、同価格帯の最新ミドルレンジと対等以上に張り合える魅力に溢れている。

 

いいところ1:今でも戦えるカメラ性能

Mate 20 Proはあらゆる面で世界に衝撃を与えるモンスターだったが、とりわけ世の中を震撼させたのがその圧倒的なカメラ性能だった。Leicaとのタッグをフルに活用して送り出したトリプルカメラは全てを鮮明に、美しく写し取り、スマホのカメラ性能を評価する機関「DxOMark」のスコアで世界トップにつけた。2年半前の王者だったということで、今でもそれなりに、少なくとも3万円という値段を考えれば信じられないほど「戦える」カメラである。

百聞は一見に如かず、実機で撮影した写真をいくつか見ていただきたい。なお以下の写真はすべて無加工、撮って出しである。

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昼間の撮影ならこのとおり、お茶の子さいさいである。葉っぱの影の部分などが黒く潰れてしまっているのは少し時代を感じるが、建物のディティールなどはかなり正確に捉えられているし、何より全体としての印象がシンプルに「きれい」だ。

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当時にしては珍しく、超広角レンズを搭載しているのも魅力的。このように横長な建物なども難なく写すことができる。

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スマホのカメラで撮るものといったら食べ物ばかり…なんて人も少なくないと思うが、Mate 20 Proなら飯撮りもバッチリだ。パッと写すだけで、このようにシズル感のあるおいしそうな写真が撮れる。

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夜景撮影はこんな感じ。暗い部分を見てもノイズはかなり抑えられているし、明るい看板も白飛びを抑え絵柄までしっかりと捉えている。そして全体としてとても「きれい」な写真に仕上がっていることがわかる。

 

このように、Mate 20 Proのカメラ性能は2021年の今でも「必要十分」程度の性能はちゃんとあることが見て取っていただけると思う。さすがに最新のハイエンドと比べられると厳しいものがあるが、とはいえ3万円という価格を考えれば破格のカメラ性能である。

 

いいところ2:今でも必要十分な処理能力

Mate 20 Proの処理能力は、最近では一部のミドルレンジ(Mi 11 liteなど)にも抜かれてしまってはいるが、とはいえ日常の使用では特に不満なく動く程度のマシンパワーはある。これは基本的には「ゲームをしない前提」での話にはなるのだが、とはいえ僕は割と最近までMate 20 Proでプロセカを特に不満なくプレイできていた。結局プロセカ自体は大画面でやりたくなってiPadに移行したのだが、性能的にはMate 20 Proでも文句なかった(というかiPad第8世代とMate 20 Proの処理能力はほぼ同じである)。

 

いいところ3:盛りだくさんの付加価値

初めからミドルレンジとして開発された機種だと「この値段でこの性能!コスパ最高!」とはいっても、そのコスパを実現するために付加価値が削られている……なんてことはよくあるのだが、元「王者」のMate 20 Proならもちろんそんな心配は不要だ。以下その一例として2点を挙げてみたい。

ワイヤレス充電・逆充電

廉価グレードでは削られがちなワイヤレス充電は当然のように搭載。ちなみに当ブログではワイヤレス充電器のレビューも書いているのでそちらも合わせてどうぞ↓

39anartwork.hatenablog.com

そしてワイヤレス逆充電。これはワイヤレス充電対応のスマホ、ワイヤレスイヤホンなどに対してスマホからワイヤレスで給電できるというもので、今年登場するiPhone13にも搭載が噂されているが、なんとMate 20 Proは時代を3年も先取りしてこれを採用している。まあ実際そんなに使うかというとそうでもない機能だが、あれば安心なのは間違いない。

 

筐体の質感

ミドルレンジで一番削られがちな部分。性能さえ大丈夫なら問題ないという考え方ももちろんあるが、とはいえ手に持つものだから質感は良いに越したことはない。

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Mate 20 Proは2021年の今でも余裕で通用する質感の高さであり、所有欲の満たされ具合が半端ない。今見ても色あせないデザインだと思う。
 

気になるところ1:画面内指紋センサー

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続いては2021年視点で気になるところについてだが、まず断トツトップで気になるのが指紋認証の精度である。Mate 20 Proは画面内指紋認証を採用しているが、これはかなり初期の画面内指紋センサーである。確か日本国内で初めてこれを採用したのはOPPOの「R17 Neo」で、Mate 20 Proはその次くらいだったと記憶している(もちろん世界全体で見てもかなり早い段階)が、そのぶん技術的にまだ未成熟だったようで精度がかなりイマイチなのだ。体感3回に2回くらい失敗する。超音波式センサーの登場などもあって最近の機種ではかなり改善されているのだが、ここはMate 20 Proの一番「時代を感じる」ところだと思う。「2021年的に」言えば、コロナ禍のマスク生活のせいで指紋認証の重要度が(顔認証と比べて)相対的にかなり高まっていることもあり、これはけっこう痛手だと言える。実際に使っていて圧倒的にストレスなのがここ。

 

 

気になるところ2:ソフトウェアアップデート

今回「中古で3万円!」といって取り上げているのがSoftBank版の白ロムであることは再三述べているとおりだが、このSoftBank版のMate 20 Pro、ソフトウェアアップデートがAndroid10ベースのEMUI10.1で止まってしまっている。SIMフリー版には今年3月にすでにEMUI11.0が配信されているし、そもそもAndroidのバージョン自体はすでに12まで出ている。

SoftBank版のMate 20 Proのアップデートが滞っている原因は、次の3つだと考えられる。

  • SoftBankがアップデートに積極的ではない
  • 米制裁の影響でHuaweiが最新のAndroidにアクセスできない
  • Huawei自体はHarmony OSの開発に注力している

まず「SoftBankがアップデートに積極的ではない」について、これはSoftBankに限らずauやドコモもそうなのだが、一般に日本の通信キャリアはAndroidスマホのアップデートをあまり提供してくれない。例えばドコモから出ている同じHuaweiの「P30 Pro」など、OSアップデートが1回も提供されていないという悲惨な状況だ。キャリアのAndroidスマホはキャリア独自のカスタマイズが施されているがゆえにアップデートに手間がかかるということなのだが、誰も望んでいないキャリア独自仕様のせいでアップデートが滞るなんてつくづく迷惑な話である。

 

次の「米制裁の影響でHuaweiが最新のAndroidにアクセスできない」だが、これはちょっと注意が必要である。これは「HuaweiAndroidそのものを利用できない」というわけではなく、あくまで「Huaweiが開発段階のAndroidに触れられない」という意味である。Android自体はオープンソースなので誰でも利用できるが、開発中の新バージョンのAndroidにアクセスするにはGoogleという「アメリカ企業との取引」が必要になるためそれはできない、と、そういうことである。SamsungやXiaomiといった大手メーカーは新しいAndroidに開発段階から関わり、それをいち早く自社製スマホに採用できるが、Huaweiはその段階で遅れをとってしまうのだ。

 

しかしそれなら、多少時間はかかってもMate 20 ProにAndroid11を配信することは可能なはずである。だが実際にはそうはなっておらず、キャリア版はおろかSIMフリー版にすら「Android10ベースのEMUI11」なんてものを配信してお茶を濁したりしている。それはなぜかというと3つ目の理由、つまり「Huawei自体はHarmony OSの開発に注力している」からに他ならない。Harmony OSというのはGoogleに依存しないHuawei独自のOSのことであり、既存のAndroidスマホもこちらに移行しようというのが現在のHuaweiの方針である。その状況にあってはHuaweiが「AndroidスマホAndroidのままアップデートする」ことに消極的になるのも無理はないというわけだ。

 

気になるところ3:5G非対応

上2つに比べると重要度は低いが、SIMフリーでも5G対応スマホがどんどん増えている2021年において「5G非対応」はディスアドバンテージといえばディスアドバンテージだろう。現時点で5Gが開通しているエリアはまだまだ狭いためまだ実用上の問題はないが、この先1年、2年と使い続けていく場合には気になってくる可能性もある。

 

ちなみに、Huaweiスマホで初めて5Gに対応したのはMate 20 Proの兄弟機「Mate 20 X 5G」なのだが、日本市場で本格的に5G対応が始まったのは1世代後の「Mate 30」シリーズからである。この世代以降の機種ではGMSが利用できないため、実は「Googleアプリが利用できる」「5G対応の」「Huaweiスマホ」は日本市場にはなく、世界全体を見渡しても「Mate 20 X 5G」ただ1機種のみという状況となっていたりする。

 

まとめ:今こそ買い時?

総合的にみて、これが中古2万円台と考えるとコスパは非常に高いと思う。発売当時、憧れてはいたけど手が出なかった……なんて人は、今こそ購入を検討してみてはいかがだろうか?

 

ランク別の価格の目安はこのくらい↓

 

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