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【Huawei制裁】SoftBank Airが5Gに対応!新型Airターミナルが「OPPO製」に変更された理由を考察してみた

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本日9月14日、SoftBankによる発表会が開かれ、SoftBank Airが5Gに対応することが発表された。前々から通信速度の遅さが課題になっていたSoftBank Airだけに、今回の5G対応を待ち望んでいた人も多かったことだろう。

 

今回は、それにあたり登場する新型「SoftBank Air ターミナル」(以下「Airターミナル」)の製造メーカーがOPPOに切り替わったことについて考察していく。これまでのAirターミナルは一貫してHuawei製だったのだが、なぜここにきてOPPOに変更されたのだろうか。

(※この記事はあくまで個人的な考察であり、一部確定的な事実でない内容も含んでいます。)

そもそもOPPOってモバイルルーター作ってたっけ?

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引用元:https://www.softbank.jp/ybb/air/

さて、この画像がOPPO製の新型Airターミナル(ターミナル5)だが、そもそもOPPOに「モバイルルーターメーカー」というイメージがある人は少ないだろう。最近日本で出たモバイルルーターといったらシャープやZTE、そしてNECの製品ばかりで、それ以外のメーカーだとauサムスン製くらいだ。OPPOがその業界で戦っているイメージというのはあまりないはずだ。

それもそのはずで、実はOPPOモバイルルーターはまだ、世界全体で見ても数機種しか出ていない。完全な新参メーカーである。

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OPPOのグローバル版サイトより、モバイルルーターの製品一覧(Airターミナルは含まない)(引用元:https://www.oppo.com/en/accessories/)

ではなぜ、SoftBankは、ルーターの開発において長年の経験と採用実績があるHuaweiを差し置いてわざわざOPPO製品を採用したのか。勘のいい人ならお気づきだとは思うが(というか記事のタイトルにもう書いてしまったが)、これはアメリカがHuaweiに課している制裁が関係している可能性が高い。

 

5Gチップセットが買えないHuawei

以前Huaweiタブレットに関する考察記事(※)でも触れたが、Huaweiは現在、アメリカによる制裁の影響で5Gに対応するチップセットを調達できない状況にある。

かつてのHuaweiは5G対応チップセットを系列会社「HiSilicon」で設計し、製造は台湾のTSMCに委託することで半導体を入手していた。しかし制裁の影響でTSMCへの製造委託ができなくなり、ならばとQualcommIntelから買おうにも5G非対応のものしか輸出許可が下りないという状況なのだ。Huaweiは現在、事実上新しい5G製品を出せない状況にある。新型フラッグシップスマホ「P50 Pro」の出荷台数の大部分が4G専用版であることなどからもその影響の大きさが伺えるが、となればモバイルルーター事業も同じ影響を被っていると考えるのが自然だ。

 

(※)参考記事↓

39anartwork.hatenablog.com

 

Huaweiの5Gルーターはもはやごく一部の国でしか買えない

とはいえ、Huaweiは今年2月にも5G対応のモバイルルーターHuawei 5G CPE Pro 2」を発売している。

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引用元:https://consumer.huawei.com/en/routers/5g-cpe-pro-2/

画像を見ていただければ一目瞭然だとは思うが、この白くて縦長で四角いフォルムからもわかるようにこのモデルこそ歴代Airターミナルの直接の後継機である。順当に行けば、今回の新型Airターミナルもこれをベースにして発売されたはずだったのだろう。

しかし現実はそうはならなかった。というのもこの5G CPE Pro 2、中国以外ではほぼ発売されていないのだ。中国以外でこれを購入できるのは、ヨーロッパと中東のごく一部の国に限られている。そしてその理由は当然、半導体の供給の関係だと推察できる。かつてのAirターミナルのベースモデルはヨーロッパや南北アメリカでも発売されていたのだが、それにもかかわらずこの新型がごく限られた地域のみでの発売に留まっているところなどは、やはり米制裁の影を感じてしまうところだろう。

 

まとめ:OPPOにもHuaweiにも頑張ってほしい

このように、今回のSoftBank Airの発表は、5Gに対応するという喜ばしい内容の一方で、微かににHuawei制裁の影響も感じられるものだった。Huaweiを取り巻く状況は依然としてあまりにも厳しいが、長年にわたって世界の通信を支えてきた同社の復活を心から願っている。

その一方で、モバイルルーターメーカーとしての一歩を踏み出したばかりのOPPOには、ぜひとも今後とも躍進してほしいなと思う。この分野にはZTEやSamsungなど経験豊富なライバルがひしめいているが、スマホで培った技術を武器に一大モバイルルーターメーカーとして育ってくれたら嬉しいなと心から思う。そんな未来がぜひとも見てみたいものだ。

 

4GのSoftBank Airに関する過去記事もぜひ↓

39anartwork.hatenablog.com

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