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Xiaomi 11T Proと11T(無印)のどちらを買うべきか、購入を前提に比較検討!両者のスペックやその違いを解説

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先日Xiaomiから日本での発売がアナウンスされた「Xiaomi 11Tシリーズ」だが、僕はその発表会を見て本気で欲しくなってしまった。そこで今回は「Pro」と「無印」どちらのグレードを買うべきか、購入を前提に比較検討していきたい。

 

(2021.10.21追記)日本国内でのXiaomi 11T Pro、11Tの価格が正式に発表されました。詳しくはこちらの記事をお読みください↓

39anartwork.hatenablog.com

 

先日の発表会の様子はこちらから↓

39anartwork.hatenablog.com

グローバル版のスペックをもとに比較

国内版のXiaomi 11Tシリーズについては、まだ発売日、価格、機能(おサイフケータイの搭載など)について具体的な公式発表がないので、この記事ではすでに情報が出ているグローバル版のスペックをもとに比較していく。

www.mi.com

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カメラ…動画性能の差がメイン

まずは気になるカメラ性能の差について。一般的に「Pro」を「Proたらしめている」のはやはり圧倒的なカメラ性能なわけだが、Xiaomi 11T Proの場合、無印との一番の差別化ポイントは動画性能のようだ。

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Google翻訳を使用しています(これ以下の画像も同じ)

たとえば、ProではHDR10+規格での動画撮影ができる。これで撮った動画は明暗差を1,024段階(通常の4倍きめ細かい)で表現し、さらにTV側での明暗表現の最適化にも対応するということだ。ざっくり言えばハイエンドTVでの再生にも耐える、明暗をくっきりと表現したきれいな動画が録れるというわけだ。無印ではこれはできなくて、普通のHDR動画しか撮影できない。

ほかにも、無印だと撮影品質は「4K30fps」が限界なのだが、Proではそのワンランク上、「4K60fps」や「8K30fps」での動画撮影も可能になっている。もちろん無印でもそれなり以上の動画は録れるのだろうが、やはり「CINEMAGIC」をキャッチコピーとする最上位モデルとあってProの動画性能は超贅沢だ。

 

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もちろん、静止画に関しても差がないかというとそうではない。暗所撮影用のモードは無印が「ナイトモード2.0」なのに対しProはその上位版「AIナイトモード」だし、長時間露光での撮影に対応しているのもProだけだ。映りこんだ通行人などを画面から消去できる「AIイレース2.0」も無印では非対応だ。

ただし、ここまで見比べてみた限りでは「ふつうにカバンから取り出してパッとスナップを撮る」とか「ふつうにフルHDでホームビデオを録る」とか、そういうふつうの使い方に関して言えばProでも無印でも大差ないような印象も受ける。もちろん実際の作例が出てこないことには何とも言えないが、Proは「ふつうの写真や動画がきれいに撮れる」というよりは「より高度な撮影にも対応できる」という立ち位置のように思える。とりあえず各メディアによる作例が出るのを楽しみに待ちたいところだ。

 

処理能力…Snapdragonか、Dimensityか

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一見してわかりやすい違いのひとつが、搭載しているSoCの差だ。Proではハイエンドスマホの定番「Snapdragon 888」を搭載している(Galaxy S21シリーズやXperia 1 iiiと同じ)一方で、無印は世界初搭載のMediaTek製SoC「Dimensity 1200 Ultra」を搭載している。

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引用元:https://www.antutu.com/en/ranking/rank6.htm 引用日:2021/09/17

SD888に関してはまあ世界最高峰の性能であることはわかりきっているが、問題はDimensity 1200 Ultraのほうだ。Xiaomi 11Tが世界初採用ということでまだ実際の性能は未知数なのだが、CPU、GPUの性能が全く同じである「Dimensity 1200」を搭載した「realme GT Neo」のAntutuスコアは約68万点となっている。SD865搭載のGalaxy Note 20 Ultraを少し上回る程度の性能ということなので、おそらく性能の序列としてはSD865(2020年のハイエンド)<Dimensity 1200 Ultra(Xiaomi 11T)<SD888(Xiaomi 11T Pro)という感じになる可能性が高いだろう。やはり11T無印は無印なだけあり、11T Proよりはわずかに処理能力が劣ると僕は見ている。

 

もっとも、その差を体感できるかと言われたらおそらくそんな機会はないだろう。Proより劣るとはいえ、無印でも過剰なほどハイスペックだ。それよりも気になるのはまだ採用例がないDimensity 1200 Ultraに対するゲームアプリの最適化がどこまで進むかだ。Xiaomiスマホでは最近も「プロセカが遊べない」「原神がカクつく」などゲームの最適化に関する問題が発生していたが、11T無印ではDimensityを採用したことでこの問題がいっそう深刻にならないか、個人的にはちょっと心配だ。ゲーム目的で購入する方は、実機の情報がある程度出揃うまで待つほうが賢明かもしれない。

 

急速充電:変態とバケモノの二択

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11T Proはバケモノ級の120W急速充電に対応

これはProの最大のウリのひとつだと思うのだが、Proは120Wというとんでもない高電圧での急速充電に対応している。13インチMacBook Proなど一般的なノートPCの充電器が60W、電力を食いまくる16インチMacBook Proの充電器ですら90Wであることを考えれば、「スマホなのに120W」がいかにバケモノじみているかよくわかるだろう。バッテリーが0%になっていても、17分つないでおけば100%になるということだ。もはや笑えてくる。

(2021.10.26修正)日本国内では96Wまでしか使えないようです。日本国内でも120Wで充電できるようです。すごい……

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対する無印は67W

一方で11T無印の充電器はわずか67Wしかない……と一瞬思ったがこれは完全に感覚がおかしくなっている。67WだってそこらのノートPCより全然パワフルだし、こちらも36分つないでおけば100%まで充電できてしまうらしい。十分に変態仕様だし、17分が36分になったところで不満を抱く人もいないだろう。120Wにロマンを感じちゃったギークな人以外は無印で十分だといえる。

 

スピーカー…Harman Kardonがあるかないか

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Xiaomi 11T Proを特徴づける大きな要素のひとつがHarman Kardonとの提携で作られた内蔵スピーカーだと思うのだが、残念なことにこれは無印では味わうことができない。個人的にはとても刺さった部分だったので、これは素直に残念。

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とはいえ、無印のスピーカーもちゃんとステレオではあるし、ドルビーアトモス(前後左右だけでなく、上下方向の音情報までちゃんと記録された没入型のオーディオフォーマット)にも対応しているようだ。無印も決して悪いスピーカーではないだろう……たぶん。

 

ディスプレイ…ほぼ一緒!

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一方でディスプレイに関しては、Proと無印で大きな違いはない。というのも、

  • 6.67インチ、解像度FHD+の有機EL
  • リフレッシュレート120Hz、タッチサンプリングレート480Hz
  • コントラスト比5,000,000:1
  • ピーク輝度1,000nit
  • 上述のHDR10+にも対応

という基本的なスペックに差がないからだ。Pro版のアドバンテージとしては、

  • 出荷時に色の調整をしている
  • ディスプレイ評価機関「DisplayMate」の認証を受けている

というくらい。とにかく画面に徹底的にこだわりたい!という人は別だが、正直スマホの画面にそこまでは求めないという人が多いだろう。これに関しては、Proとほぼ同じスペックのディスプレイを無印にも積んでくれたことが太っ腹だと思う。

 

価格

ここまでの違いを踏まえた上で、Proと無印のEUでの価格は次のようになっている。

  • Pro…649~749ユーロ(日本円で約8.4万~9.7万円)
  • 無印…499~549ユーロ(日本円で約6.4万円~7.1万円)

となっている。正直これだけのハイスペックでありながらProの最上位モデルでも10万円を切っていることに驚きを隠せない(さすがTシリーズ……)が、これはEU付加価値税(VAT)が上乗せされた上での金額であり、日本に来る際にはもう少し安くなる可能性が高いと思う。

 

個人的には、期待も込めて、日本ではこのくらいの売価になると予想したい。

  • Pro…74,800~89,800円
  • 無印…54,800~64,800円

……どうだろうか。ちょっと図々しいだろうか。期待込めすぎだろうか。。

もっとも、日本に来る際にはおサイフケータイ搭載というローカライズも施される見込みなので、そのぶんのコストでもう少し高くなってしまうかもしれない。いずれにせよ「コスパ最強ハイエンド」として台風の目になってくれるといいなと思う。

 

(2021.10.21追記)日本国内での公式の販売価格は以下の通りです。

  • Pro…69.800円~79,800円
  • 無印…54,800円

(よければ新しい記事も併せてご覧ください↓)

39anartwork.hatenablog.com

 

まとめ:僕は無印派かも

さて、今回の本題である「Proか無印、どっち買う?」という話なのだが、僕は個人的には買うなら無印のほうだなと思った。

ここまでの話から、「Proが向いている人」と「無印が向いている人」はそれぞれ次のような人だと思う。

 

Proが向いている人…スマホがメインのデバイスな人

日々のSNS、ゲーム、動画鑑賞から写真・動画撮影に至るまですべてをスマホで行うタイプの人はProがおすすめ。ゲームでは「速くて安定」なSD888が威力をいかんなく発揮するし、動画を見る時にはHarman Kardon監修のスピーカーが大活躍だろう。もちろん写真や動画を撮るときにも、最高のクオリティであらゆる表現が可能になる。iPhoneやGalaxyで同じスペックの最上位モデルを買おうとすると15万円前後にもなってしまうが、Xiaomi 11T Proなら(たぶん)10万円以下で収まるのも嬉しいところ。

 

無印が向いている人…ハイエンドスマホはほしいけど、普段はPCやタブレット中心の人

逆に、「SNSや動画はPCで見るし、ゲームはタブレットでやる」とか「写真には普段からミラーレス一眼を携帯してる」というふうに、それほどスマホ中心の生活を送ってはいない、でもせっかくならハイエンドがほしい……という(僕のような)人には無印がピッタリだ。Proより2万円くらい安いので、浮いたお金をほかの所に回せるのが嬉しいところ。

 

というわけで、今回はXiaomi 11T Proと11T無印の違いを列挙しつつ、どちらが「買い」かを比較検討してみた。少しでも購入検討中の方の参考になればうれしい。僕は無印、たぶん買っちゃいます……。

 

(2021.09.18追記)

認証情報からFelica搭載はProのみになるかもしれないという噂が出回っています。個人的には、そうなるとまた話が変わってくるなぁ……と思うところではあるのですが、とりあえず続報を待ちましょう。

(2021.10.22さらに追記)

上記の噂通りFelicaはProにのみ搭載されることが公式に発表されました。無印の購入を検討中の方はご注意ください。

 

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