今回は、フラッシュメモリなどで有名な台湾のADATA(エイデータ)が発売しているモバイルバッテリー「ADATA PT100(APT100-10000M-5V-CWHBL)」を購入したのでレビューしていく。記事本編で詳しく触れるが、懐中電灯代わりにもなる「災害対策にぴったり」な一品となっているので、そういった製品をお探しの方にはぜひ購入を検討してみてほしい。
通販ページはこちら↓
開封
こんなパッケージに入っている。ちなみに今回購入したのは水色と白のツートンだが、他にも「黄緑×黄色」や「ピンク×水色」などさまざまなカラバリがあるので、ぜひ商品ページも覗いてみてほしい(ちょいちょい日本語が怪しいのが気になるけれど……)。
内容物はこんな感じ。説明書は日本語化されていないものの、ごくごく簡単な英語さえわかれば特に問題なく理解できる。
本体はこんな感じ。ポップでカラフル!といった趣きで、ADATAロゴの下には電池残量を表示するLEDランプがついている。
この製品の大きな特長は、このように背面にLEDライトを装備していることだ。つまり、いざという時には懐中電灯としても活躍してくれるわけだ。最近も大きな地震があったばかりなので、これはなんとも心強い。ちなみにLEDライトは「電源ボタンを2秒長押し」でオンオフできる。
LEDライトを暗い部屋で照らしてみると、明るさはこんな感じ。非常用の懐中電灯としても、ふつうに使えるレベルだろう。
端子は出力がType-AのUSBポート×2と、入力がMicroUSB。使うかどうかは別として、今時Type-Cがないのは正直物足りない……。
ちなみに重さは公称値285gで、実際に測ってみてもほぼ同じ数字だった。手に持つとずっしりと重さを感じるくらいの重量ではあるが、まあバッグに常備できないほどでもない。
なぜこの製品なのか
ところで、モバイルバッテリーなんて世の中にいくらでもあるのに、どうしてこの製品を選んだのか。それはこの製品が再三述べているように「LEDライト付き」であり、かつ「有名メーカー製」だからだ。
今回のように災害時に備えて買うなら、LEDライトつきのモバイルバッテリーというのはとても心強い。例えば夜に災害が発生して帰宅難民になったとして、スマホの懐中電灯をバッテリーを消費しながら使い続けるのはあまり精神衛生上良くはないだろう。モバイルバッテリーが懐中電灯にもなるなら、いざという時すごく頼りになるはずだ。
しかし、そんな「LEDライト付きモバイルバッテリー」なのだが、なぜか(僕の調べた限りでは)AnkerやAukey、Ravpowerといった有名なメーカーは製造していないのだ。唯一エレコムだけはこんなもの↓を作っているのだが……
気になるところ
とはいえ、気になる点もある。まず2021年目線で見たときに充電端子がMicroUSBなのはイマイチポイントだろう。人によってはこれだけで購入の候補から外れうる。個人的には、どうせ予備のモバイルバッテリーであり滅多に充電しないので許容範囲内。
また、Type-C出力もなく、ゆえにUSB-PDなどの高速充電に一切対応していないのもかなりマイナスポイントだ。2つの給電口はどちらもType-Aで、充電方式は片方が5V2.1A、もう片方が5V1A。最近ではほとんどのスマホが18W以上の高速充電に対応しているので、メインのモバイルバッテリーとして使うにはやはり心許ないだろう。個人的にはどうせ予備なので(以下略)
まとめ:防災のためにおひとついかが?
とはいえ、この製品のイマイチポイントは、いずれも「あくまで非常用と割り切って使う」ことによってほぼほぼ解消できることだ。今回のように防災のためのモバイルバッテリーとして買うなら、特に問題ないと言ってしまっていいだろう。
そのうえで、10,000mAhという大容量があり、LEDライトがついていて懐中電灯にもなって、しかもノーブランドではなくADATA製ということで、災害に備えて購入するならなかなか良い選択肢だと思う。災害時に一番「なくて困る」のはモバイルバッテリーだという話もある。バッグの奥や引き出しの中に1台忍ばせておけば、いざという時に役に立ってくれるかもしれない。
通販ページはこちらから↓
Twitterもよろしくお願いします↓