今回は、2.5インチのSSDやHDDがUSB接続で使えるようになるSSDケース「ORICO 2020u3」を購入したのでレビューする。楽天で1,000円ポッキリというお手頃な価格が魅力だが、どこまで快適に使えるのか?検証してみた。
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開封
特に変わったところはなく、ふつうの箱に入っている。安いので箱には商品名もメーカー名も書いていないノーブランド品なのかなと正直思っていたのだが、ちゃんと「ORICO」というブランド名、「2020u3」という商品名が書かれている。
内容物はこんな感じで、本体のほかMicroUSB3.0のケーブル、説明書が入っている。説明書は日本語化されていないが、正直別に読まなくてもなんとかなるので問題はない。
本体の質感は、正直プラスチック丸出しで安っぽい。まぁ実際安いんだから仕方ないのだが、「MacBookとかと組み合わせておしゃれに持ち歩きたい!」というような人はもう少し高いのを買ったほうがよさそうだ。
接続端子はType-BのUSB3.0。初めから外付けSSDとして売られている製品と同じタイプ。
SSDを入れてみよう
今回はこちらのSSD、「HP S700」の500GBを入れてみる。もともとはデスクトップPCのCドライブとして使っていたのだが、Cドライブを交換したことで余剰になった。それを再利用しようというわけだ。ちなみに、もちろん2.5インチのSATAであればHDDでも接続できる。
SSDの裏側を見ると、このように端子がついており、
SSDケースの側にはそれを挿すための穴がついている。SATAの通信ケーブルと電源ケーブルの先っぽだけついている、そんなイメージ。
そこをめがけてカチッとはめこむ。奥までしっかり差し込むようにしよう。
あとはフタを元に戻し、ケーブルをつないだら完成。これで外付けSSDとして使えるようになる。
気になる速度は?
この記事の執筆時にちょうどタイミング悪くデスクトップPCが壊れてしまったので、今回はノートPCにつないで使ってみた。まあ、外付けSSDってノートPCで使う人が多い気がするので、レビュー的には悪くはない……ということにしておく。
エクスプローラーを確認すると、このように、Eドライブとして先ほどのSSDが認識されている。USBメモリと同じ感覚だ。
さて、USB接続となると、気になるのは読み書きの速度。CristalDiskMarkを回してみると、このような結果になった。正直もっと遅くなるかなと思っていたのだが、個人的には十分満足できる数字だと思う。もちろん用途次第ではあるが、正直このくらい出ていれば十分ではないだろうか。
とはいえ、SATA接続をしていたときに比べると速度が落ちているのも事実。デスクトップPCにSATA接続でこのSSDをつないでいた時の速度はこんな感じなのだが、見比べると明らかにUSB接続よりも速度が出ていることがわかる。まあ、これは仕方ないところだろう。ちなみにつないでいる先の端子はUSB3.2 Gen1(またの名をUSB3.0、最大速度5Gbps)なので、そこがボトルネックになっているということはない。
実際のファイルも転送してみた。今回使うのは複数のMP4ファイルが入ったフォルダで、容量は5.02GB。実際にかかった時間としては、
となった。あくまで参考程度の数字ではあるが、実用上問題ないくらいの速度は出ているといえるだろう。
まとめ:内蔵ドライブの再利用に!
ここまで見てきたとおり、この1,000円のSSDケースは、非常に安いものの普通に使えてしまうかなりコスパの高い製品だった。例えば中古ノートPCのHDDをSSDに換装したとか、容量の小さいSSDを大きいものに取り換えたとか、そういうことで余剰になった2.5インチSSD、HDDがある場合は、これを買えば外付けドライブとしてリユースできてしまう。外付けSSDを買う前に、「家にあるSSDの再利用」もあわせて検討してみてはいかがだろうか。
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