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Honorが日本に上陸したらどんなスマホを発売するのか妄想する【Honor 60シリーズ?】

今回は、元Huaweiのサブブランドながら昨年独立した「Honor」の日本法人が求人を始めたということで、もし日本でスマホを発売するならどんな機種を出すのか?いくらくらいで売るのか?という点について、OPPOやXiaomiといった過去の事例を踏まえつつ妄想していく。

まずはHonorについておさらい

本題に入る前に、まずはHonorについてざっくりと説明しておく。そんなの知ってるよ、と言う方は読み飛ばしていただいてOK。

 

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日本でも発売されたHonorの「Honor 9」( https://mobile.rakuten.co.jp/product/honor9/ )

Honorは、もともとHuaweiのサブブランドとして2013年に設立されたブランド。わかりやすく言えば、トヨタとレクサスの関係みたいなものだ。ユーザーの年齢層が比較的高かったHuaweiがより若い層にもアプローチするためのブランドとして、中国国内やグローバルで右肩上がりの成長を続けていた。日本でも「Honor 6 Plus」「Honor 8」「Honor 9」といった機種が発売され、楽天モバイルなどMVNOを中心に一定の人気を集めていた。

転機となったのは2019年、アメリカ政府がHuaweiに課した経済制裁。この影響によりHuaweiは、これまでのようにスマホを作るために必要なGoogle製のアプリ、5G対応の半導体などを手に入れることができなくなってしまった。当然Honor製品も例外ではなく、それまでの成長には一旦ブレーキをかけられてしまうこととなった。

 

この制裁についてもう少し詳しく説明しておくと、これはアメリカが「中国企業通信インフラを掌握されないため」に行った措置だった。言い換えれば、コンシューマー向けのスマホ事業を潰すことは、別にメインの目的ではなかったのだ。むしろ「通信インフラを作れないように米企業との取引を制限したら、結果的にスマホまで作れなくなった」というほうが正しい理解だといえる。

ならばということで、2020年末、HuaweiはサブブランドのHonorを切り離す決断をすることになる。もともとHonorブランドでは通信インフラを作ってはいなかったので、こうすることでHonorだけは制裁から逃れられる可能性があるわけだ。もちろん未来のことはわからないが、少なくとも現時点では、すでにGoogleアプリと5Gを利用できるグローバル向けの機種もリリースされ始めている。

www.bloomberg.co.jp

 

Honor日本法人、求人を始める

そんなHonorが日本法人を設立し、カメラなどに関する研究者の求人を掲載したことが今にわかに話題になっている。

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Indeedに掲載された求人

もちろん、これ自体がただちに「Honorが日本のスマホ市場に参入!!」という結論に結び付くわけではない。とりあえずラボだけ設立しつつ、市場への参入は動向を伺いつつ……といった可能性ももちろんあるだろう。

ただ、個人的には、やっぱり日本でスマホを出してくれることを期待してしまう。「Googleアプリ搭載のHuaweiスマホ」から乗り換え先がなくて困っている人は少なからずいると思う(僕自身もMate 20 Proからの乗り換え先を探している最中だ)。Huaweiから独立した新生Honorのスマホとはいえ、Huaweiの遺伝子を受け継ぐスマホの日本投入を期待してしまうのは仕方ないことだろう。

 

Honorは日本でどんなスマホを出すのか

ずいぶん前置きが長くなってしまったが、本題はここからだ。もしHonorが日本のスマホ市場に参入するとしたら、どんな機種を発売するのか?ここ最近の参入事例であるOPPOとXiaomiのときを思い出しながら妄想していきたい。

OPPOが日本に参入したとき

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OPPOの国内初投入モデル「R11s」( https://hd.oppo.com/p/2018/jp/r11s/index.html )

OPPOの日本法人の設立が明らかになったのは、2017年10月のことだった。その後日本初のOPPOスマホである「R11s」が発売されたのが2018年2月なので、日本法人設立→スマホ投入までの期間は半年くらいということになる。

今でこそコスパの高いスマホをいくつも投入しているOPPOだが、日本で初期に発売された機種は必ずしもハイコスパではなかった。上述のR11sは、SD660というミドルレンジのSoCを搭載しながら6万円程度したし、その後登場したR15 ProやR17 Proについても同様の傾向は続いた。コスパが改善したのは2019年秋の「Reno A」登場以降の話で、つまり「安く売れるから数が出せる、数が出せるから安く売れる」というサイクルに乗るまでにはトータルで2年近くかかったということになる。

 

ちなみに、コスパの話をしているとどうしても触れそこねてしまうが、OPPOは参入初期から積極的にハイエンドモデルも展開してくれている。日本参入からまだ半年くらいしか経っていないころでさえ、インカメラがスライドする尖ったハイエンド「Find X」を日本に持ってきてくれた。その後も「Reno 10X Zoom」「Find X2 Pro」「Find X3 Pro」と、毎年欠かさず日本向けにハイエンドを投入していることは特筆すべきだろう。

 

Xiaomiが日本に参入したとき

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Xiaomiの国内初投入モデル「Mi Note 10」( https://www.mi.com/jp/mi-note-10/ )

Xiaomiに関しては日本法人設立のタイミングは日本での製品展開が始まった後だったのだが、日本で初めて製品を投入したのは2019年12月のことだった。

スーツケースや炊飯器などさまざまな製品をひっさげて日本にやってきたXiaomiだったが、当然そのラインナップの中にはスマホも含まれていた。そのスマホというのは「Mi Note 10」という5万円台の機種で、SoCにSnapdragon730Gを搭載し、当時まだ珍しかった1億800万画素カメラを搭載するミドルハイクラスのモデルだった。

……が、そのMi Note 10に関しても、正直そこまで「コスパ最高!」というような感じではなかった。SD730Gで5万円台なら別に悪くはないのだが、とはいえXiaomiといったら、端末事業全体での利益率を5%以下に抑えるなど世界でも随一のコスパを誇るブランドだ。期待していたほどではなかったな…というのが正直なところだった。

 

しかしその半年後には、SD730Gに近い処理能力をもつSD720Gを搭載しながら2.5万円というコスパ最強スマホ「Redmi Note 9S」がリリースされた。日本参入からわずか半年で本領を発揮し始めたスピード感はなかなかのもので、その後もミドルレンジ~ミドルハイクラスを中心に急速にシェアを拡大している。ハイエンドについてはまだ展開されていないが、ハイエンド"級"の処理能力を備える「Xiaomi 11T」シリーズを投入するなど、最近では少しずつ高価格帯にも手を伸ばし始めているようだ。

 

現時点での本命は……

というわけで、OPPOやXiaomiが日本に参入してまず発売した「R11s」や「Mi Note 10」の前例から考えると、Honorが日本で発売するスマホの第1弾は「5~7万円程度のミドルハイスマホ」となる可能性が一番高いと個人的には予想している。その場合、コスパのいいミドルレンジや高額なフラッグシップについては、それより後に投入されることになるだろう。

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Honor 50( https://www.hihonor.com/global/products/smartphone/honor-50/ )

この予想の根拠としては、すでにグローバルで発売されている機種「Honor 50」の存在が挙げられる。これはHonorが主力商品と位置付けているもので、SoCにミドルハイのSnapdragon778G、発売時のEUでの価格は529ユーロ(日本円で約6.8万円)と、今回の予想にドンピシャで合致するようなスマホになっている。これだけ条件に合うスマホがあるとなると(しかもそれが主力商品となると)、なんだか日本にもこのシリーズが来るような気がしてならないのだ。

 

ただし、このHonor 50そのものは日本でのVoLTE使用に対応しておらず、これが日本にそのまま持ってこられる可能性は現状あまり高くないと思われる。そこで注目しておきたいのが、その後継機種となる「Honor 60」だ。個人的には、これが日本のVoLTEにも対応して国内投入されるのでは……という(希望的観測も込みの)予想をしている。

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12/1に中国版が発表される予定のHonor 60についての公式投稿( https://weibo.com/3206603957/L2DfMz4ch )より引用

 

まとめ:Mate 20 Proからの乗り換え先をください

というわけで、結論としては「Honorの日本向けスマホ第1弾は、Honor 60シリーズが日本向けの最適化を施して5~7万円程度で発売される」というのが、現時点での当ブログの予想となる。もちろんまだ公式な情報は全くないし、そもそも本当に日本でスマホを出すのかもまだわからないが、今回は期待を込めてこんな予想を立ててみた。

 

HuaweiGoogleアプリを搭載したスマホを発売できなくなってから、もう2年半になる。制裁直前の機種であるMate 20シリーズやP30シリーズはいまだに人気が高い一方で、「そこからの乗り換え先になるいい機種がない!」という声も少なからずあることだろう。かくいう自分がまさにそれで、今まさにMate 20 Proからの乗り換え先を探しているところだ。最近出たXiaomi 11Tなども検討はしたのだが、実機のデモなどを触ったりした結果、結局「わざわざ買い替えるほどではない」という結論に達してしまった。個人的には、やっぱり慣れ親しんだ「GoogleアプリありのHuaweiスマホ」がいいなと思ってしまうのだ。

 

Honorは今やHuaweiとは別の会社だが、それでも発売される各機種には、今でもHuaweiの血がしっかりと流れている。もしHonorのスマホが日本でも発売されるなら、ついにMate 20 ProやP30シリーズの本当の後継になってくれるかもしれない。未来のことはわからないが、とりあえず今はその日を楽しみに待ちたいと思う。

 

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