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"10年前"のPCをSSD換装で大復活させてみた!その方法手順を解説【NEC Mate MK25MB-C】

今回は、眠っていた「10年前のデスクトップPC」を、SSDに換装したうえでWindows10を入れて復活させたのでその方法手順について解説していく。

 

今回復活させる機種

今回復活させるのは、NECのデスクトップPC「Mate MK25MB-C」。CPUに第2世代(Sandy Bridge)のCore i5を搭載する、2011年製の古いデスクトップPCだ。会社や学校のPCとしてたくさん使われていたモデルなので、使った覚えのある方も多いのではないだろうか。スペックとしては、

  • CPU…Core i5-2400S
  • メモリ…8GB(4GB×2)
  • HDD…250GB

といった感じ。

さて、実はこのPC、僕が約5年前に中古で購入したものだ。おそらくはリースが切れて中古で売られていたものなんだと思うが、ネットサーフィンやWPS Officeを使ったり、液タブをつないでクリスタで絵を描いたり、といった用途にはそれなりに使えていた。僕が進学で実家を出てからは部屋の隅で眠っていたのだが、その実家で親が使っているリビングのPCがあまりに重すぎるということで、今回このNEC製デスクトップを復活できないかと考えたわけだ。

 

液晶への映り込みが激しすぎるのでぼかしで処理しています

ちなみに、これが先代のリビングPCとして使われていた東芝の一体型PC。たしか2013年くらいに買ったものだと記憶しているが、CPUがモバイル用のCeleronで非力すぎる上、HDDからも異音がしているという状況だった。もう十分役目は果たしてくれたということで、今回はこれの置き換えを行う。

 

まずはケースを開けてみる

ということで、まずはケースを開けて中の構造を見てみることにした。MK25MB-Cのケースの開け方としては、

ケース背面にある2個のツマミを、

それぞれ内側にスライドさせ、

DVDドライブを押し込むようなイメージでサイドパネルを引き出し、

そのまま斜め上に引き上げるだけ。やり方さえわかっていればすごく簡単にできるし、ドライバーが不要なのもありがたい。よく考えられたケースだなぁ…と偉そうに関心してしまう。

 

中はこんな感じで、普通の自作PCとほぼ同じ形をしている。1回でも自作をしたことがある人なら、どこに何があるかで迷うことはたぶんないと思う。PCI-Eが空いているので、GTX1650やRX6400といったグラボを挿せば簡易ゲーミングPCにもなる…かも。

メモリはHynix製の4GB(DDR3-1333)が2枚挿さっている。今回の子は実家でライトに使うPCになる予定なのでとくに増設はしないけれど、もしメモリ4GBの子をベースに仕上げるのであればメモリの増設も検討してみるといいかもしれない。スロットはちゃんと4スロットあって偉い。

PCI端子には、最近ではまず見かけないIEEE1394拡張カードが挿さっていた。上述の通りおそらくは学校や会社などで使われていたPCなので、当時はこれを使ってPC同士を繋いでいたのだろう。2022年にもなってこの端子を使うことはまずないけれど、せっかくなので記念碑的に残しておくことにした。

 

HDDをSSDに換装

さて、このままでも普通にPCとして使えるのだが、せっかくの機会なので、搭載されているHDDをSSDに換装して高速化を図りたいと思う。現状だと起動に30~40秒くらい、そこから動作が安定するまでさらに1分くらいかかっているが、これがSSD化でどこまで速くなるか注目したいところ。

HDDの取り外し

HDDは普通のPCと同じようにSATAでつながっているので、まずはケーブルを2本抜く。

フロントパネル側にツマミがついているので……

これを前側へと引っ張り出す。

HDDはねじ4か所で止まっているので、これをゆるめると……

このように、HDDを取り出すことができる。搭載されていたのは、Western DigitalのBlueタイプだった。250GBという容量は時代を感じるけれど、やはりメーカー製PCとあってちゃんとした部品が使われている。

 

ブラケットの装着

さて、HDDの取り外しが終わったら、今度はそこにSSDを取り付けていきたい。今回使うのはHPの「S700」という2.5インチのSATA SSD。廉価なモデルではあるが、余っていたので転用しようというわけだ。

……が、このとおり、2.5インチのSSDは、3.5インチのHDDよりかなり小さい。これではケースにSSDを固定できない。

というわけで、今回はこんなものを用意してみた。2.5インチSSD(やHDD)を3.5インチサイズに変換するためのブラケットで、Amazonで398円という激安っぷり。

使い方としては、まずはこのように、ブラケットにSSDを乗せる。

反対側から見て、このようにねじ穴が見える状態になっていればOK。ここをブラケット付属のねじで固定する。

固定が終わると……

完成。このように、3.5インチのHDDと同じ幅になったことがわかる。これでこのSSDを、元のHDDと同じようにケースに装着できるようになった。

 

SSDの装着

これを元の場所に戻して、先ほど抜いたケーブル2本を元に戻したら完成。

あとは軽くホコリを取って、サイドパネルを戻してやれば元通り。この機種の場合、サイドパネルの装着はほぼ真上から乗せるようなイメージで行うとスムーズだった。

 

Windows10のインストール

新しく装着したSSDにはOSが入っていないので、次はWindows10をインストールしてあげる必要がある。大まかな作業行程は次の3つ。

以下、それぞれの手順についてざっくりと解説していく。そんなの知ってるよ、という方は飛ばしていただいてOK。

 

WindowsのインストールUSBを作成する

www.microsoft.com

まずはMK25MB-Cとは別のPCで、上のサイトにアクセスする。なお、これをWindows以外のPC(Macなど)で行うと、この後の工程で移行ツールが使えなくて大変(経験者は語る)なのでWindows推奨。

この段階でインストールに使うUSBメモリも挿しておく

 

サイトにアクセスしてちょっと下にスクロールすると、「ツールを今すぐダウンロード」というボタンが出てくるので、これをクリック。

Windowsで作業している場合は、ダウンロードしたツールを実行するとこのような画面が表示される。「別のPCのインストール メディアを作成する」をクリックして次へ進む。

言語、エディション、アーキテクチャを選んでさらに進む。ここはよくわからなければ大体は初期設定のままで大丈夫。

次にどのUSBメモリをインストールUSBにするかを聞かれるので、画面の指示にしたがって選べばOK。この段階までにちゃんとUSBメモリがPCに挿さっていないと、ここには表示されない。また、ここで選んだUSBメモリの中にもともと入っていたデータは消えてしまうので、作業の前に必ずバックアップを取っておく必要がある。

あとは画面の指示に従って待っていれば、インストールUSBが完成する。

 

BIOSで起動の優先順位を変更する

インストールUSBの作成が終わったら、次はそれをMK25MB-Cのほうに挿し、そのUSBメモリからWindowsを起動する。だが、普通はUSBメモリではなくHDD(やSSD)からOSを起動する設定になっているはずなので、まずは起動の優先順位をUSB優先に変えてやる必要がある。

その操作はBIOS(バイオス)の画面から行う。NEC製のPCの場合、電源を入れると同時に「F2」キーを連打し続けていれば、BIOSに入ることができる。

BIOSの画面はこんな感じ。メーカー製PCでよく使われている、AmiBIOSという青い画面だ。よくみると「SATA Port0」のところに先ほど装着した「HP SSD S700」が表示されていることがわかる。

起動の優先順位は、「→」キーを押して「Boot」タブに移ることで変更できる。「1st Boot Device」を選んでEnterを押し、ここが「USB Hard Disk」になればOK。これでこのPCは、まず優先してUSBからOSを起動してくれるようになった。

設定が終わったら「Exit」タブの「Save Changes and Reset」を押してBIOSを抜け、電源を落とす。あとはインストールUSBを挿してPCを起動すれば、USBからWindowsが立ち上がるはず。

(ちなみに、この操作が失敗すると、OSが見つかりません的な警告が出る。その場合はもう一度F2キー連打でBIOSに入り、Bootタブから起動の順位を確認しよう)

 

USBメモリからWindowsを起動し、SSDWindowsをインストールする

ここまでの作業が無事に完了していれば、次にPCを起動したときにはこのような画面が表示されるはず。これはUSBメモリから立ち上がっているものなので、今からこれを使ってMK25MB-CのSSDWindowsをインストールする必要がある。この画面での選択項目については、とくにいじる必要がなければ初期設定でOK。

次の画面に進むと、Windowsのライセンスキーを入力するよう指示される。ライセンスキーは、本体の側面や裏面にシールとして貼ってあるのが一般的。

MK25MB-Cの場合は、本体側面にこのようなシールが貼ってあった。なお、Windows8以降のPCの場合、本体にライセンスキーが記録されていて自動で認証されるので、この作業を行う必要はない。

 

あとは画面の指示に従って進めれば次の工程に進めるのだが、今回はなぜかループして最初の画面に戻ってしまった。これに関しては、再度BIOSを開いて起動順序をSSD最優先に設定し直したところ、先に進むことができた。

次のステップでは、このように「お住まいの地域はこちらでよろしいですか?」という画面が表示される。これが出てくればSSDへのWindowsのインストールは完了なので、あとは画面の指示に従って初期設定をするだけ。

 

使ってみた

別の中古PCについていたWPS Officeも入れました

ここまでの工程が終われば、あとはもうWindows10のPCとして使うことができる。デスクトップPCなのでモニター、マウス、キーボード、スピーカーが別途必要になる点は要注意。今回はモニター、キーボード、SSDは手元で余っていたものを使ったので、出費としては総額2,000円程度で済ませることができた。買ったものの商品ページのリンクは、記事の最後に貼っておく。

 

さて、実際に使ってみての感想としては、このPC、2022年の今でも十分サクサクで実用性がある。約11年前の古いPCではあるが、腐ってもデスクトップ用のCore i5を搭載しているだけはある。処理能力を調べても第7~第8世代のモバイル用i5と同じくらいはあるようなので、ChromeやOfficeといった軽い用途ならまだまだ全然快適だ。メモリも8GBあるしHDDもSSDに換装したので、まだしばらくは現役として使えるPCに仕上がっただろう。もちろん動作音はちょっとうるさいし、電源が壊れたらそれまでという運命ではあるのだが、安さを考えればまあ許容できる。

 

今回ベースにした「MK25MB-C」は古い機種ということもあり、今では中古もほぼ出回っていない。ただ、これより新しい第4世代くらいのものであれば、SSD換装済みのものであっても2万円くらいで手に入れることができる。けっこうコスパは良いと思うので、お手頃価格でまともに使えるデスクトップPCをお探しの方にはおすすめかもしれない。

 

まとめ

というわけで、10年前のPCをSSD換装で復活させてみた!ということで、作業の手順などをご紹介してきた。他社製の中古デスクトップPCでも基本的には同じような作業フローで"復活"できると思うので、少しでも参考にしていただければと思う。

 

おまけ:今回使った商品の紹介

この製品じゃなきゃいけない!というのは特にないけれど、一応今回使ったものを一通り紹介しておく。

マウス。とくにこだわりはないけれど、無名メーカー製ではなくて安かったので。

スピーカー。Logicool最安ですごく売れているやつらしい。1,000円ちょっとでお安くて、最低限の音質がある。安いスピーカーが欲しいならおすすめ。

2.5インチのSSDを3.5インチに変換するブラケット。特にこだわりはないので一番安いやつを買ったのだが、オウルテックというまともなメーカーのものなのは嬉しい。可もなく不可もない感じでおすすめ。

SSD。うちで眠っていた。ただこの製品はなぜか値上がりしているので、今から買うならこういうののほうがよさそう。

 

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